大阪歴史博物館で開催中の特別展「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」を見てきた。最初に記すが素晴らしい展示会だった。
毎年、奈良国立博物館で開催される「正倉院展」は、ほぼ見に行っているが、それとはまったく異なる展示会だった、まさに“THE SHOW”だった。
正倉院の宝物は、約20mの大スクリーンに、高精細な3Dデジタルデータで宝物の細部をリアルに紹介される。これが素晴らしい、動画OKだったので撮影してきた。
展示されている宝物は全て再現模造かレプリカだが、宝物の素材や技法を研究し、宝物本来の姿を再現している。
正倉院の宝物が1300年の時を越えて受け継がれてきた奇跡の源泉は「勅封」にあるという。勅封とは天皇の命令(勅許)による封印、開封が必要で、正倉院は現在もその形式に従って開閉を行っているという。(ビデオで封印、開封が紹介されている)
天下第一の香りとされる、伝説のお香の木、黄熟香(蘭奢待)のレプリカも展示されている。足利義満・織田信長・明治天皇が截香(切り取り)した痕もあった。また、再現された香りを嗅ぐこともできる。
最後の、正倉院☓アーチストのコーナで、宝物の琵琶や笛の音色を聞くこともできる。(昭和初期に録音されてもの)
音声ガイドは、スマホで無料で利用できる。ナビゲーターは声優の神谷浩史さんで聞きやすかった。
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大阪歴史博物館 「正倉院 THE SHOW」展






正倉院という物語






高精細な3Dデジタルデータで宝物の細部をリアルに紹介(動画参照)


再現模造




大仏開眼




奇跡の源泉「勅封」








正倉院、そこはシルクロードの執着点である






美は時を超える 美を生み出した超越技工




受け継がれる意思、紡がれる未来




蘭奢待

